急性骨髄性白血病に対する造血幹細胞移植のための入院中に発症した腰部痛の改善症例

【患者】50後半 女性
【主訴】仰向けで寝る時に腰が痛くて辛い。
【既往歴】急性骨髄性白血病(約6ヶ月前、造血幹細胞移植術後)
【現病歴】約6ヶ月前に急性骨髄性白血病に対する造血幹細胞移植のため入院。術後に腰部に激痛が起こりモルヒネを投与した。それ以来、仰臥位になる際には腰部が痛くて辛い。医師からは骨髄で造血しているからではないかと言われたがはっきりとした原因は不明である。

【現症】胸腰部関節可動域には日常生活上の制限は確認出来ない。安静時痛はない。
仰臥位姿勢で腰痛が発現する。
【施術と結果】本症例は急性骨髄性白血病の術後に発症した腰痛を訴えているが、約6ヶ月続く慢性的な痛みである事と現症において特定の動作で痛みが発現することから痛みの要因は腰部の筋緊張による血行不良と考えた。
 触察にて腰部全体に緊張した筋を確認した、腰部全体の筋緊張は腰部側面の筋弛緩が必要だと考えたため先ずは腰部側面に施術を行う事とした。施術開始前の腰部側面の押圧深は左約1.0㎝、右約1.5㎝であったが、約2分の施術後には左約1.5㎝、右約2.0㎝と筋弛緩を確認した結果、主観で胸腰部伸展、屈曲、回旋動作がし易くなった、施術を受けて変化があった事で軽くなったことに気付いたとご報告を受けた。

さらに約20分の施術後には左約2.5㎝、右約2.5㎝と筋弛緩を確認した結果、仰臥位での腰痛は10から0と消失した。腰痛再発を予防するためには、さらに腰部側面の筋弛緩が必要だと伝えて本日の施術を終了した。
 「慢性的な痛みの原因は筋肉の緊張だと知る事ができて良かった」と喜んでいただけた。

2023年9月14日
※上記の様に、当院では初診時から症状の軽減・消失を体験できることが出来ますが、再発しない様にするためには腰の筋肉を広範囲に弛緩する必要があります。
腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・五十肩と言われた腰痛・肩こり・関節痛などの慢性痛は筋肉の緊張が原因です。千葉県八千代市の島田接骨鍼灸院にご相談下さい。