【経歴】
H9  柔道整復師免許取得
H12  鍼灸師免許取得
H11  東京入江FT塾にて学ぶ(鍼灸研究会)
H13  中国上海外国語大学 語学留学 
H14   中国上海中医薬大学 臨床研究科留学(龍華医院・曙光医院・岳陽医院で鍼施術を行う)
H16  帰国後東京都で整骨鍼灸院院長として勤務
H17 「安保‐福田理論」に出会い自律神経の重要性を認識する。浅見鉄男先生の横浜井穴刺絡研究会にて学び、臨床に取り入れる。
H17  当院勤務
H17  精神・心について学ぶ
(この10年間で様々な治療法を学ぶ)
H26   島田接骨鍼灸院 院長に就任
H26   CW提唱者、生-システム研究会代表の伊東聖鎬先生に師事
H29   伊東聖鎬先生より重力バランス軸調整療法師&指導者の認定を受ける
     ブラジル・サンパウロにて海外講師を務める
H31年1月緩消法を学び始める。
R2年9月 緩消法認定技術者となる

はじめまして

島田接骨鍼灸院の院長の島田幸治です。
患者さまが施術者の事を何も知らないのでは、真の信頼関係を築く事ができないとの思いから少々長くなりますが自己紹介を兼ねてご挨拶を申し上げます。

生まれは佐賀県基山町

私は1976年に4人姉弟の長男として生まれ、幼少期は東京下町で育ちました。小学2年生の時に父親の接骨鍼灸院の開業のため千葉県八千代市に引っ越してきました。高校卒業後すぐに柔道整復師(接骨院)の専門学校に通いながら都内の鍼灸院で見習いとして鍼灸の道に入ったのが、今から約25年前の20歳の頃です。柔道整復師免許を取得後、今度は鍼灸師の専門学校に通いながら病院や整骨院で研修を重ねてきました。免許を取り終え2~3年すると骨折・打撲・捻挫等の外傷処置やスポーツ障害、運動器疾患のリハビリに対しては対応できるようになり妙な自信があったのを覚えています。

上海に語学留学

 23歳の時に父親の知人で中国上海で仕事をしていた方から「若いんだから海外に出なさい」と言われ、なんとなく海外が気になるようになり、鍼灸に関係のある中国に留学する事に決めました。
当時、私は車が好きで相当お金も使っていましたが、すぐに車を売り払い貯金をしながら中国語の基礎を勉強し始めました。そして2年後の25歳の夏に上海外国語大学で中国語を学ぶ事になりました。 初めての海外、ひとり暮らしは非常に楽しかった思い出です。海外生活自体が楽しかったのはもちろんですが、20歳の頃から学校と仕事を両立していたので自由な時間が全く無い生活から、時間が余りある海外生活に幸せを感じていました。何よりも仕事をしなくてもよかったのが最大の理由でした。現在は仕事が楽しくて仕方がないのですが、当時は画一的な流れ作業のような仕事内容だったからだと思います。

上海の病院で鍼灸研修

1年間の語学研修を終え無事に中国語検定試験(HSK6級)もパスして、上海中医薬大学の付属病院にて臨床実習が始まりました。大学には3つの病院があり3ヶ月毎に実習先が変わりました。まだ日常会話くらいの語学力でしたが、担当教授の施術を見学したり、私自身も担当の方を施術する日々を過ごしました。あっという間に2年が過ぎ帰国しようと思っていたのですが・・・上海で現在の妻であるフランス人と出会い、急ではあったのですが結婚をすることになりました。結婚前に相手の文化・言葉を知っておく必要を感じて1年間フランスに行くことになりました。
上海に2年、フランスに1年滞在し日本に帰国したのは28歳の夏でした。

雇われ院長時代(施術で結果がでない苦しさ)

帰国後すぐに就職先も見つかり都内で新規に立ち上げた整骨鍼灸院の院長として勤務しました。なんとかなるだろうと意気揚々と開業してみたものの開院当初は急性外傷以外の慢性疼痛やシビレ、ぎっくり腰、その他不定愁訴にほとんど対応できませんでした。今まで学んできたのは、この症状にはこのツボ・この痛みにはこの神経・・・等の対症療法だったからです。  

私は鍼灸師の免許を取得してすぐに、鍼灸の講習会(東京入江FT塾)に参加していました。そこではフィンガーテストを駆使して治療する凄腕の鍼灸師の先生たちを見ていましたので、自分の勉強不足、経験不足をあらためて痛感しました。

(「あ~この先生すごいな」と感じるときは、直観力の優れた先生に対してです。もう少し具体的にいうと、本質を捉える認識能力で病気・症状の原因をズバリ的中させ、心身の両面から病気・症状に関われる先生です)

 そんな私でしたが臨床で経験を積んでいくと徐々に施術効果が出てきました。しかし、同じような症状の方でも「変化が出る人」と「変化が出ない人」がいて、なかなか自分の施術に自信が持てませんでした。

そんな頃、社長から整骨鍼灸院を買い取ってくれないかとの申し出や、当時通院されていた方から「出資金を出すから近くに開業して欲しい」とのありがたい申し出もありました。結局は実家の接骨鍼灸院に戻って両親と働く事になりました。まだ施術技術に確かな自信が無かった事もあり、鍼灸講習会で講師をしていた父親から技術を勉強したいとの思いが強かったからです。臨床の場で効果を出せなかった方に対しては大変申し訳ないのですが、この方も父親なら対応できるんだろうなと思っていました。またある日、友人が腰を痛めて「何とかならないか」と私の施術を求めてきたことがありましたが、十分な効果が得られず痛そうな姿勢で帰っていく姿をみて悔しい思いを何度か経験しました。今でもハッキリと覚えています。もう二度とそのような思いはしたくない、患者さまにも笑顔になってもらいたい、そのようなことから本物の施術家として求められる存在になりたいと強く思うようになりました。

実家に戻り技術の向上に努める

 早いもので実家に戻ってから今年で16年目になります。この間、様々な講習会、勉強会に参加し自分の施術の方向性が確立していきました。そして施術に大切な事は何かを知ることができました。それは当然ながら「正確な診断・説明・施術」そして「結果」を出すこと。

同じような症状でも100人の方がいれば100通りの原因・施術方法があります。その目の前の方の一人ひとりの症状、施術法が学校で習う教科書、参考書に書いてあるはずありませんよね。大事なのは目の前の方の心身から、症状の原因を見つける検査力なのです。

生システム研究会との出会い

でもどうやったら正確に100%の自信を持った検査が出来るのか・・・日々悩んでいました。

そんなある日、YouTube(https://www.youtube.com/user/cw0080)で偶然に目にしたのが生システム研究会が発信している「現代医療・現代医学で良くならない」方に対して行われている「読脳法」を駆使した「重力バランス軸調整療法」でした。これを観た時、瞬間的に「これだ!」と感じました。その後、すぐに研究会に入会し3年間で約500時間の研修を重ね認定を取得することが出来ました。

生システム研究会にて、相手の身を感じるトレーニングM.E.T.(Mind Enlightment Training)を習い実践していくと、相手の体の状態が自分の体の様に感じる、同調している感覚がつかめてきました。M.E.T.を行うことで相手と繋がることができます。繋げた状態で「症状を出している原因はどこですか」と心の中で質問すると「足首のここ、首のここ、頭のここ」というように、瞬間的に脳に「情報」が入って来る様になりました。初めは半信半疑でしたが、その通りに重力バランス軸を調整すると今までは対応できなかった難しい症状(フォーカルジストニア、多汗症、激しい神経痛、頭痛、蕁麻疹、顎関節症、嚥下障害など)にも良い変化が出るようになりました。

現代医療・現代医学で良くならなかった症状に対しては、重力バランス軸の調整で9割の方が効果を実感できていました。この頃の私は自分の施術に自信と誇りを持っていました。
 

緩消法との出会い

そんなある日、20年来の知り合いの鍼灸の先生から、ある患者さんを紹介されました。その男性は頸椎症・腰部脊柱管狭窄症で2度手術を受けても痛み・シビレが取れなかった方です。電話での相談でまぁ何とかなるだろうと施術を承諾しました。しかし1回目の施術で「これは一筋縄では行かないな」と直感しました。

案の定、2回・3回と施術を行うが一向に症状の改善が見られません。患者さんは私のことを100%信頼して通院されていましたので、何か良い方法はないかとインターネットで検索しているうちに「緩消法」に可能性を見出しました。「全ての慢性痛が治る・二度と再発しない」と断言している文言に驚愕しました。早速、DVDを購入し試してみるが、そんな簡単に効果は出ませんでした。

 次に緩消法大学という動画による通信教育を受講しましたが、それでもすぐには結果は出ません。これは困ったなとなった時に、医療者対象のセミナー・マスタープロジェクト4か月コースが始まると案内が来ました。しかも受講者は、自分の患者さんを連れてきても良いとのこと!早速、申し込みをして、第1回セミナーにその患者さんをお連れしました。結果的には、石灰化があるのですぐには改善出来ないが、時間は掛かるが可能性はあるよとの事でした。腰を触った瞬間に筋肉の状態を把握して、どの様にすれば良くなるのか説明できることに驚きました。
 23年間、一生懸命に技術を高めてきたつもりでしたが、私の技術は全く役に立ちませんでした。この患者さんとの出会いから「今までやってきた事は全部捨てて、緩消法を学ぼう」と決心しました。

やっと認定技術者になる

H31年1月に緩消法に入会しR2年9月に認定技術者になることが出来ました。この1年8か月の間、様々な事があり一言では語りつくせません。毎日8時間以上、練習を重ねて失敗を繰り返しながらも、決して諦めずに認定を目指してきました。なぜこれほど努力できたかというと、この緩消法を身につければ、もう他の療法を勉強する必要が無いからです。全ての慢性痛に対応できる完成された療法だからです。痛みで苦しむ全ての患者さんの役に立てるからです。もし緩消法の習得を諦めたら一生後悔していたでしょう。

これからが本当のスタート

R2年9月から緩消法認定技術者として、本当の施術家人生がスタートしました。私は1人ひとりに対して本気で治すつもりで真剣に向き合います。一人でも多くの方に緩消法を伝え、痛みや症状で苦しんでいる方のお役に立てるように精進していきますので宜しくお願い申し上げます。