1年以上前から続く仙骨部痛、右下肢の痺れへの治療効果

1年以上前から続く仙骨部痛、右下肢の痺れへの治療効果
【患者】40代、男性
【主訴】前かがみになるとお尻が痛い。右足のすねと両足の親指にしびれ。
【既往歴】-
【現病歴】1年以上前から前かがみになると臀部(仙骨部)が痛い。右足のすねと両足の親指にしびれがあり、現在休職中。

【現症】体幹を前屈させると仙骨部に痛みを訴え、前脛骨筋遠位1/3周辺と両拇趾のしびれがあり。腰部は緩消法実践者のため、弛緩できている筋肉は多い。腰部側面は緩消法にて筋弛緩されている部分も多く、右側6.0㎝深、左側5.0㎝深まで弛緩を確認できる状態。
【施術と結果】本症例は、体幹の前屈で仙骨部に痛みを訴え、前脛骨筋遠位1/3周辺と両拇趾のしびれを訴えており、体幹の前屈で仙骨部に痛みの要因は仙骨上の脊柱起立筋の緊張と考えられ、前脛骨筋遠位1/3周辺と両拇趾のしびれの要因は、腰椎4番横突起(肋骨突起)周辺の筋緊張と考えた。
 始めに仙骨上の脊柱起立筋へ緩消法にて1分間施術を行った結果、体幹の前屈での仙骨部痛は消失した。次に、前脛骨筋遠位1/3周辺と両拇趾のしびれの改善のため、腰部側面から緩消法にて約35分施術を行った結果、腰椎3番横突起を指先で触知でき、右側前脛骨筋遠位1/3周辺のしびれが主観で消失したと報告を受けた。引き続き緩消法にて腰部の深層筋を5分弛緩させた結果、腰椎4番横突起が触知できるようになり、両拇趾のしびれが主観で消失したと報告を受けた。
 この結果から、前脛骨筋遠位1/3周辺と両拇趾のしびれの要因は、腰椎4番横突起(肋骨突起)周辺の筋緊張が要因となっていることが確認できた。

2024年1月18日 
※上記の様に、当院では初診時から症状の軽減・消失を体験できることが出来ますが、再発しない様にするためには腰の筋肉を広範囲に弛緩する必要があります。
 腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・五十肩と言われた腰痛・肩こり・関節痛などの慢性痛は千葉県八千代市の島田接骨鍼灸院にご相談下さい。