ピアノ講師の右中指のバネ指が1回目の施術で改善した症例

【患者】50代前半、女性
【既往歴】(-)
【主訴】 約1ヶ月前からピアノを弾くときに右の中指が痛くて困っている。
【現病歴】約1ヶ月前から右中指に弾発症状が発症した。近くの整形外科にてバネ指との診断を受けた。消炎鎮痛剤で治らなければ注射をしましょうと言われた。

【現症】右中指の掌握運動をすると右中指中手指節関節(以下、MP)屈曲約90°、近位指節間関節(以下、PIP)屈曲約90°でロッキングが起こる。自動伸展は可能であるが痛みを伴う。
【施術と結果】本症例は約1ヶ月前からの右中指の弾発症状を訴えているが、発症機転が外傷性ではない事と日常的に指先を使うピアノ講師に従事していたことから、右前腕屈筋群が緊張した事で手指への血行不良が続き、徐々に右中指MPの屈筋腱周辺が肥厚してきたことが要因と推察した。
 触察にて右中指MP周辺の屈筋腱周辺の肥厚を確認し緩消法にて約2分施術した結果、掌握運動でのロッキングは起こるが自動伸展時の痛みは10から5と小さくなった。同部位には肥厚が残存している為さらに約8分施術した結果、掌握運動でのロッキングは起こらなくなり痛みは10から0と消失した。
 次に右前腕屈筋群を触察したところ肘関節橈側から遠位約15㎝までの範囲に筋緊張を確認し緩消法にて約15分施術し筋弛緩を確認して本日の施術を終了した。
 「注射は怖いからやりたくないと思っていたので、緩消法で治って良かった、痛みで困っている人にも伝えたい
」とお喜びの報告を受けた。

2023年9月14日
※上記の様に、当院では初診時から症状の軽減・消失を体験できることが出来ますが、再発しない様にするためには腰の筋肉を広範囲に弛緩する必要があります。
腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・五十肩と言われた腰痛・肩こり・関節痛などの慢性痛は筋肉の緊張が原因です。千葉県八千代市の島田接骨鍼灸院にご相談下さい。