フォーカルジストニアと診断されたピアニストの右小指内旋の改善例

【患者】30代前半 男性
【主訴】ピアノ演奏で小指が内側に向いてしまい指の先端で打鍵出来ない。
【既往歴】右小指フォーカルジストニア(約5年前)
【現病歴】約5年前にフォーカルジストニアと診断されて以来、ピアノ演奏時に小指が内旋している。

【現症】右小指中手指節関節(以下、MP)自動屈曲約90°、近位指節間関節(以下、PIP)自動屈曲約90°で小指が内旋し僅かに環指と交差する。また、同肢位にて小指MP他動外旋は不可であったが、健側の左小指MP他動外旋は可能であり環指先端と小指先端の距離(以下、先端距離)は約2cmであった。
【施術と結果】本症例は約5年前からのピアノ演奏時の右小指内旋を訴えているが、骨折等の外傷によるものではないことから右小指MP周辺の筋緊張と推察した。
  触察により環指MPと小指MPの掌側骨間部周辺に筋の収縮に制限があり癒着と思われる筋緊張を確認し約2分施術し筋弛緩を確認した。
  小指MP屈曲、PIP屈曲時の内旋は小さくなり環指との交差は消失した。また、同肢位での小指MP他動外旋時の先端距離は約2cmと大きくなり、院内設置のピアノ演奏では小指の先端で打鍵できるようになった。
  「どこに行っても治らなかったのにこんなに早く改善できてビックリです」と喜んでいただけた。

2023年7月15日
※上記の様に、当院では初診時から症状の軽減・消失を体験できることが出来ますが、再発しない様にするためには腰の筋肉を広範囲に弛緩する必要があります。
腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・五十肩と言われた腰痛・肩こり・関節痛などの慢性痛は筋肉の緊張が原因です。千葉県八千代市の島田接骨鍼灸院にご相談下さい。