左示指の弾発指(バネ指)で仕事が出来なくなった方の改善例

【患者】80代前半、女性
【既往歴】(-)
【主訴】 左の人差し指が曲げ辛く、時々固まってしまう。伸ばそうとするとパキっと音がして戻る際に痛い。手先を使う仕事なので大変困っている。
【現病歴】約4年前に右小指を骨折した際に左手を使う頻度が増し負担が増えた結果、骨折から約半年後に左示指に弾発症状が発症した。

【現症】左手指の掌握運動を2~3回繰り返すと左示指中手指節関節(以下、MP)屈曲約90°、近位指節間関節(以下、PIP)屈曲約90°でロッキングが起こり、自動では伸展不可、他動で伸展させる際に痛みと共に弾発症状が発現する。
【施術と結果】本症例は約4年半前からの左示指の弾発症状を訴えているが、発症機転が外傷性ではない事と日常的に手先を使う仕事に従事していたことから、左前腕屈筋群が緊張した事で手指への血行不良が続き、徐々に左示指MPの屈筋腱周辺が肥厚してきたことが要因と推察した。
  触察にて左示指MP周辺の屈筋腱周辺の肥厚を確認し緩消法にて約2分施術した結果、掌握運動でのロッキングは起こるが自動伸展が可能になり、伸展時の痛みは10から3となった。同部位には肥厚が残存している為さらに約10分施術した結果、掌握運動でのロッキングは起こらなくなり痛みは10から0と消失した。
  次に左前腕屈筋群を触察したところ肘関節橈側から遠位約15㎝までの範囲に筋緊張を確認し緩消法にて約10分施術し筋弛緩を確認して本日の施術を終了した。
  「もう治らないと諦めていたけど相談してよかった」とお喜びの報告を受けた。

2023年7月15日
※上記の様に、当院では初診時から症状の軽減・消失を体験できることが出来ますが、再発しない様にするためには腰の筋肉を広範囲に弛緩する必要があります。
腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・五十肩と言われた腰痛・肩こり・関節痛などの慢性痛は筋肉の緊張が原因です。千葉県八千代市の島田接骨鍼灸院にご相談下さい。