脊柱管狭窄症と診断された70代女性の下肢痛の改善例

【患者】70代後半 女性
【主訴】歩くときに足の後ろが痛くて困っている。
【既往歴】脊柱管狭窄症
【現病歴】約1ヶ月前に誘因なく左股関節痛が発生した。翌日、左下腿前面に荷重痛が起こり歩行困難になる。近医整形外科で脊柱管狭窄症の診断を受け痛み止めを処方され、2週間後には歩行が可能となったが痛みは残存している。
【現症】歩行荷重時に大腿後面から下腿後面にかけてビリっとした痛みが走る。
【施術と結果】本症例は整形外科で脊柱管狭窄症と診断された下肢痛を訴えているが、外傷性でない事と目視、触察にて熱感および腫脹がない事から筋の緊張による血行不良が要因と判断した。
 触察により第4腰椎高位正中から左外方約10cm周辺に強い筋緊張を確認し約2分筋弛緩をした結果、大腿後面の痛みは10から0と消失し、下腿後面の痛みは10から5と小さくなった。効果があった事から引き続き同部位に対し5分施術した結果、下腿後面の痛みは10から0と消失した。
 次に、腰部側面の筋緊張が腰部後面の筋緊張を引き起こすと考え触察したところ、腰部側面の押圧深は左約4.0㎝、右約4.5cmの筋緊張を確認した。約15分施術した結果、押圧深は左約4.5㎝、右約5.0cmと筋弛緩を確認した。再発防止のためにはさらに腰部の筋弛緩が必要であるとご説明し本日の施術を終了した。
「歩けなくなるかと心配でしたが、これで安心しました」と笑顔で帰路につかれた。

2024年1月15日
※上記の様に、当院では初診時から症状の軽減・消失を体験できることが出来ますが、再発しない様にするためには腰の筋肉を広範囲に弛緩する必要があります。
腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・五十肩と言われた腰痛・肩こり・関節痛などの慢性痛は筋肉の緊張が原因です。千葉県八千代市の島田接骨鍼灸院にご相談下さい。