歩行が困難になった踵部痛が下腿筋群の筋弛緩で改善した症例

【患者】40代後半 女性
【主訴】右のかかとが痛くなって普通に歩けない
【既往歴】(-)
【現病歴】数ヶ月前から歩行荷重時に右かかと(中央から外側)に違和感程度の痛みがあった。3日前に誘因なく荷重不可になるほどの激痛を感じた。

【現症】立脚中期で右踵部外側に痛みが発生し跛行を呈する。
【施術と結果】本症例は数ヶ月前から違和感程度の痛みがあった踵部に誘因なく発症した荷重痛を訴えているが、外傷性でない事と目視、触察にて熱感および腫脹がない事から右下腿筋群の緊張による血行不良が要因と判断した。
 先ず、痛みを訴えている踵部外側の直上を触察し下腿部中央から外方約3㎝の位置に上下に約10㎝の索状の筋緊張を確認し緩消法にて約2分筋弛緩した結果、立脚中期での痛みは10から5と小さくなった。効果が確認できたため更に約5分施術した結果、痛みは10から0と消失した。
 次に、右踵部の痛みは腰部の筋緊張が根本的な原因であると考え腰部を触察したところ腰部全体に筋緊張を確認した。腰部側面の筋緊張が腰部全体の筋緊張を引き起こすと考え触察したところ、腰部側面の押圧深は左右とも約2cmの筋緊張を確認し約30分施術した結果、押圧深は左右とも約3.5cmと筋弛緩を確認し本日の施術を終了した。
 施術後に「何で痛いのか分からなかったけど、痛みも取ってくれて、原因も教えてくれてありがたい」と笑顔で帰路につかれた。

2023年10月20日
※上記の様に、当院では初診時から症状の軽減・消失を体験できることが出来ますが、再発しない様にするためには腰の筋肉を広範囲に弛緩する必要があります。
腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・変形性股関節症・変形性膝関節症・五十肩と言われた腰痛・肩こり・関節痛などの慢性痛は筋肉の緊張が原因です。千葉県八千代市の島田接骨鍼灸院にご相談下さい。