2020.01.09 カテゴリ：ブログ

脊柱管狭窄症

＜7０代・女性＞
＜主訴：脊柱管狭窄症＞
5年前に脊柱管狭窄症の手術を受けた。術後、数か月したら歩行時の痛み・しびれが再発してしまった。毎日、毎日痛くて辛い。200メートル歩くのがやっとで、休み休み歩いている。台所仕事も前かがみになって寄り掛りながらしている。とにかく痛みを止めたい。

＜検査と施術＞
まず初めに
腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症で「痛みや・しびれ」が出る事はありません。これは滋賀医科大学名誉教授の横田先生の実験で分かっています。「臨床医のための痛みのメカニズム」という専門医学書の中で、「神経根痛は、神経根圧迫だけでは症状は出ない」
「脊髄神経根をバルーンカテーテルを使って圧迫すると、知覚障害と感覚鈍麻が誘発されるが、痛みは誘発されない」と書かれています。

では「痛み・しびれ」の原因は？
答え：筋肉の緊張による血行不良です

この方の腰の筋肉を触診すると、ガチガチに固まっていました。痛みを取るには、腰の筋肉を軟らかくするれば良いのです。初診から3か月後（週に一回の施術）には痛み・しびれは半減して、5か月後には完全に痛み・しびれはなくなりました。今では畑仕事も楽々できると喜んでおられます。